【2026最新】中1理科|顕微鏡と双眼実体顕微鏡・ルーペの使い方を徹底解説
- 顕微鏡、双眼実体顕微鏡のつかい方を分かりやすく教えて!
- ルーペとかスケッチとか、よく分かんない!
- 理科のまとめノートを書く例が知りたい
中学理科では顕微鏡や双眼実体顕微鏡を3年間、さまざまな実験・観察でつかいます。定期テストや高校入試でも出題される内容なので、きちんと理解しておくことが必要です。 そこでこの記事では、中学理科の現役教員による「顕微鏡やルーペのつかい方」を、できる限りやさしくていねいに解説します。 私が16年かけて培ってきた塾講師・教員経験を凝縮しました。理科を楽しくわかりやすく理解したい方は、ぜひ最後までお読みください。 顕微鏡の主な部品名 顕微鏡の主な部品と、覚えておきたい役割は次の3つです。![]()
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顕微鏡のつかい方
顕微鏡は中学校1年生の4月~5月に登場して、中学3年間の理科の授業にたくさん出てくる大切な学習内容です。 くわしく、ていねいに解説します。顕微鏡の部品の名前
顕微鏡の主な部品の名前は次のとおりです。
顕微鏡の操作の手順
顕微鏡で物体を観察する操作手順は、次のとおりです。
- 対物レンズを低倍率にする
- 反射鏡としぼりを調節する
- プレパラートをステージにのせる
- 横から見ながら、対物レンズとプレパラートを近づける向きに調節ねじを回す
- プレパラートと対物レンズを離す向きに調節ねじを回してピントを合わせる
- しぼりを調節して、視野を見やすい明るさにする
【レンズのつけ方・外し方】
- レンズをつけるときは接眼レンズ→対物レンズの順につける
- レンズを外すときは対物レンズ→接眼レンズの順に外す
顕微鏡の注意点
- 操作1「対物レンズを低倍率にする」にはレボルバーを回す
- 操作1「対物レンズを低倍率にする」理由は、視野を広げ明るくするため
- 操作2「反射鏡としぼりを調節する」理由は、視野全体を明るくするため
- 操作4「横から見ながら……調節ねじを回す」ときに接眼レンズをのぞきながら近づけてはいけない。その理由は、対物レンズやプレパラートが破損するといけないため
- 操作4「調節ねじを回す」について、粗動ねじでだいたいのピントを合わせてから微動ねじで微調整するものもある
顕微鏡の拡大倍率
理科室でよくつかう顕微鏡の拡大倍率は、およそ40倍~600倍程度です。
拡大倍率 = 接眼レンズ × 対物レンズ
例えば、接眼レンズに「15倍」、対物レンズに「40倍」と書いてある場合、顕微鏡の拡大倍率は次のように計算できます。
(答え) 600 倍
倍率が高い対物レンズと低い対物レンズでは、顕微鏡の見え方にちがいがあります。
なお、低倍率の対物レンズは小さく、高倍率の対物レンズは背が高いです。
顕微鏡とプレパラート
プレパラートとは、スライドガラスの上に観察物をのせ、カバーガラスでおおったものです。
- スライドガラスの上に水を1滴たらし、観察物を置く
- 気泡を入れないようにカバーガラスをおく ※カバーガラスの端を、水につけてからかぶせる
- 余分な水はろ紙で吸い取る
なお、双眼実体顕微鏡での観察にプレパラートは不要ですが、顕微鏡での観察にはプレパラートが必要です。
双眼実体顕微鏡のつかい方
双眼実体顕微鏡には、次のようなポイントがあります。
- 片目で見る顕微鏡よりも倍率の低いものを観察するときにつかう
- 主に20倍~40倍程度のものを観察する
- ものを立体的に観察できる
双眼実体顕微鏡の部品の名前
双眼実体顕微鏡の主な部品名は、次のとおりです。
双眼実体顕微鏡の主な部品名
- 接眼レンズ
- 対物レンズ
- 粗動ねじ
- 微動ねじ
- 視度調節リング
- 鏡筒
双眼実体顕微鏡の部品のうち、次の3つはピントを合わせるときにつかいます。
ピントを合わせる部品
- 粗動ねじ
- 微動ねじ
- 視度調節リング
ステージにも種類があり、観察物によってつかい分けることがあります。
- 白いステージ
- 黒いステージ
- ガラスのステージ
双眼実体顕微鏡の操作の手順
双眼実体顕微鏡で物体を観察する手順は、次のとおりです。
双眼実体顕微鏡の観察手順
- 接眼レンズが両目の幅に合うように鏡筒を調節する。※左右の視野を重ねる
- 粗動ねじをゆるめ、鏡筒を上下させ、おおよそのピントを合わせる
- 右目でのぞきながら微動ねじでピントを合わせる
- 左目でのぞきながら視度調節リングでピントを合わせる
双眼実体顕微鏡の拡大倍率
理科室でよくつかう双眼実体顕微鏡の拡大倍率は、およそ20倍~40倍程度です。
拡大倍率 = 接眼レンズ × 対物レンズ
例えば、接眼レンズに「10倍」、対物レンズに「4倍」と書いてあるとき、顕微鏡の拡大倍率は次のように計算できます。
(答え) 40 倍
【中学理科】ルーペのつかい方
ルーペは持ち運びしやすいため、野外での観察に適している器具です。 なお、野外観察での注意点は、ルーペで太陽を見ないこと。目を痛めてしまうからです。 ルーペのつかい方は次のとおりです。
理科室によくあるルーペは、10倍程度の倍率のものが多いです。
【中学理科】スケッチのしかた
理科におけるスケッチのかきかたは、理科レポートをつくるときに必要です。上記の5つのポイントをおさえるようにしましょう。
- よく削り、とがった鉛筆を使う
- 鉛筆だけでかく
- 線を重ねない
- 影をつけない
- 色を塗りつぶさない
- 背景をかかない
- ルーペや顕微鏡の視野の枠をかかない
- 大きさなどは言葉で記録する
下の記事でスケッチについて詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。 https://tanoshimurika.com/report-sketch/
【中1理科生物】分類のしかた
生物をなかま分けして整理することを分類といいます。
- 観点は、なかま分けするための「ちがい」
- 基準は、見つけた観点のうちの具体例
例えば、スズメとメダカは次のように分類できます。
- 生活場所という観点で分類する
- 基準は、生活場所が「陸上」か「水中」とする
- 陸上で生活するのはスズメ、水中で生活するのがメダカと分類できる
まとめ|授業ノートを無料配布!
顕微鏡やルーペの操作は、単なる作業ではなく「理科的に正しいレポート作成」のための基礎技能。
以下の要点を確実に身につけましょう。
1. 顕微鏡操作
レンズの順序: つけるときは「上(接眼)から下(対物)」 外すときは「下(対物)から上(接眼)」 ※鏡筒へのほこりが入るのを防ぐため
ピント合わせ:必ず「対物レンズとプレパラートを近づけた状態」から、遠ざけながらピントを合わせる ※対物レンズの破損・プレパラートの割れを防ぐため
倍率の計算: 顕微鏡の倍率=接眼レンズの倍率×対物レンズの倍率 ※低倍率にするほど、視野は広く、明るくなる
2. 観察器具の使い分け
| 器具名 | 適した観察対象 | 特徴・注意点 |
| 顕微鏡 | 微生物など※高倍率 | プレパラートが必要。上下左右が逆に見える。 |
| 双眼実体顕微鏡 | 小さな生物など※低倍率 | 立体的に見える。プレパラートは不要。 |
| ルーペ | 野外の植物・昆虫※約10倍 | 目に近づけて持ち、対象物(または自分)を動かす。 |
3. 正しいスケッチ
理科のスケッチは「芸術的な絵」ではありません。事実を正確に写し取ることが目的です。
1本の細い線ではっきり書く(線を重ねない)
影をつけない、塗りつぶさない
背景や視野の丸枠は書かず、対象物のみかく
理科のレポートで高評価を取るコツについて、解説している記事もあります。 https://tanoshimurika.com/report-how-to-write/
理科の勉強で行き詰まったら、下の記事が参考になるでしょう。 https://tanoshimurika.com/how-to-study-science/
みなさんが中学理科をよりおもしろく感じて、もっと学びたいと思ってもらえるとうれしいです。
【授業のしかたで悩む先生方へ】
この記事の内容をふくむ「中1生物・全17単元」の板書案(まとめノート)を、noteで一括公開しています。
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