- 今からガスバーナーの勉強をしようと思ってるんだけど……
- 明日小テストなのに、ガスバーナーの使い方が分かんない
- 理科が苦手だから、テストに出る問題を教えて!
ガスバーナーは操作手順がややこしくて、テストで間違えてしまうことが多いです。
そこでこの記事では、小テストや定期テストで良い点が取れるよう『ガスバーナーの使い方』を基礎から応用までまとめて解説します。
この記事を読めば「中学校の理科が苦手だと感じている人が、理科の成績を上げるために必要なガスバーナー問題の必勝法」が分かります。
私が16年かけて培ってきた塾講師・教員経験を凝縮しました。理科のテストの点数を上げたい方はぜひ参考にしてください。
ガスバーナーの各部の名前|中1 理科
ガスバーナーには次の2つのねじがあります。
- 空気調節ねじ:空気を出し入れして、炎の温度を調節する
- ガス調節ねじ:ガスを出し入れして、炎の大きさを調節する
上記2つのねじを回す向きに気をつけましょう。
- ねじをしめるには、上から見て時計回り(右向き)に回す
- ねじをゆるめるには、上から見て反時計回り(左向き)に回す
ねじを回す向きは「右ねじ」といって、ペットボトルのフタなどを回す向きと同じです。右に回すとしまります。
また、元栓とコックのあけしめについては、次のように覚えておきましょう。
ガスバーナーの使い方|中1 理科
ガスバーナーの使い方は、ざっくり次の3ステップです。
- 火をつける
- 炎を調整する
- 火を消す
ガスバーナー|火をつける手順
ガスバーナーに火をつけるには、次のように手順が4つあります。
- 2つのねじが軽くしまっていることを確かめる
- 元栓、コックの順にひらく
- マッチに火をつけて、ななめ下から近づける
- ガス調節ねじをひらいて点火する
上記の手順のうち、ガスバーナーの部品だけに注目すると、次の順番に部品を操作します
元栓 → コック → ガス調節ねじ
ガスバーナーを使うとき、危険をさけるために次の2つの注意点に気をつけましょう。
- ガスバーナーの上からマッチの火を近づけないこと
- ガス調節ねじをひらいた状態で、マッチの火を近づけないこと
ガスバーナー|炎を調節する手順
ガスバーナーに火をつけると、最初は炎の色が赤色や黄色になります。
赤い炎は酸素不足(空気が少ない)で、不完全燃焼となり、温度がまだ低いです。
このまま実験操作を行うと、実験機器に黒いススがつく原因になります。次の「炎を調整する」の操作を行いましょう。
- ガス調節ねじを回して炎の大きさが10cm程度になるように調節する
- ガス調節ねじを動かさないようにして、空気調節ねじだけをひらき、青色の三角形の炎にする
ちなみに、空気調節ねじをひらきすぎると、不安定な青い炎になるため、注意が必要です。「ゴォーッ」と音がするなら空気の量が多すぎます。空気の量を少なくしましょう。
なお、空気を入れすぎると、炎が急に消え、ガスが出ているだけの状態になり危険です。火が急に消えた場合は、すぐに元栓をとじるようにしましょう。
ガスバーナー|火を消す手順
ガスバーナーの火を消す手順は次の4つです。
- 空気調節ねじをとじる
- ガス調節ねじをとじる
- コックをとじる
- 元栓をとじる
つまり、火をつける手順の逆に操作します。
ガスバーナーのテストに出やすい問題|中1 理科
「テストに出やすい問題」そのものを伝えるのではなく「テストに出る問題の予想の仕方」をお伝えします。
「魚を与えるのではなく、釣り方を教えよ」という昔のえらい人(老子)のことばがあります。
「テストによく出る問題を与えられる」のではなく「テストにどのような問題が出るのか考える」方法を理解する方が、実は結果が出やすいです。
学校で成績が良い生徒たちは、テスト問題の予想法を分かっているのです。
テストに出やすい問題は学校のワークにある
定期テストに出る問題は、いつも学校で使っているワークの問題がメインです。
学校の先生はゼロから問題をつくらないからです。先生たちは、授業で使っている教材を参考にして、テスト問題をつくっています。
ワークの問題を参考にして、教員がテストをつくるときのポイントは次のとおりです。
基本学的に、学校のワークを次のように改造していきます
- 記号をシャッフルする
- 授業で説明した話を問題に追加する
- 問題を深く掘り下げて難問化する
先生によりますが、テストに出す学校のワークの割合は5割~8割ほどでしょう。学校の教材をいかに理解するかが、定期テスト攻略のカギになるのです。
ガスバーナーのテストに出やすい問題を考える
ガスバーナーのテスト問題を教員がつくる過程を伝えます。皆さんもガスバーナーのテストに出やすい問題を考えていきましょう。
例えば、下のような問題が、学校で使っているワークだとします。
上の問題をもとに私がテストをつくると、下図のようになります。
私がテスト作成時に考えたことは、次のとおりです。
- 図を変更。図中の記号をABCからアイウに変えて、記号の振り方も変更
- (1)~(3)では、設問の仕方を変更
- (4)と(5)には、授業中に説明した内容を追加
上記のように、学校の先生はワークから問題を修正してテストをつくります。
「テストに何が出そうか」を考えながら、授業を受けてみましょう。
ちなみに、上の問題はちびむすドリルの資料です。良質な問題が多く掲載されていて、無料なので非常におすすめです。
学校関係者も使っています。ぜひご利用ください。
けい先生的「テストに出やすい問題」
テストに出やすい問題の予想の仕方を理解したうえで、次の問題にチャレンジしてみてください。
テストに出やすい問題を教えてもらうだけでは、本当の実力がつきにくいです。
学校のワークと授業ノートを見比べ「テストに出やすい問題」が何か考えながら勉強できるように練習していきましょう。
まとめ|ガスバーナーを攻略して理科の成績UP
ガスバーナーの各部分の名前を学びました。
ねじや元栓などのとじる向き、ひらく向きなどをしっかりと理解しておきましょう。
ガスバーナーの火をつける手順は次のようになります。
火をつけると、まず赤い炎になります。
ガス調節ねじをとめて、空気調節ねじをひらくと、適切な青い炎にできます。
ガスバーナーの火を消すには、火をつけるときと逆の順に各部分をとじていきましょう。
学校のワークと先生の説明、この記事での解説を見比べて、テストに出そうな問題を考えながら勉強してください。学校のワークは3回解きましょう。正しい方法で3回解くと、テストの点数が確実に上がるからです。
次の記事では、理科が苦手でも得点源にできる失敗しない勉強法を解説しています。ぜひ参考にしてください。