「電流は+から-に流れるのに、なぜ電子は逆向きなの?」
「陰極線とか十字板の実験とか、よく分かんないんだけど…」

中2理科の電子・静電気は、目に見えない世界なので、モヤモヤする生徒が多い分野です。
実は、電流と電子の向きが逆なのは、歴史的なミスが原因。この背景を知るだけで、周りに差をつけられます。
そこで、日々教室で教えている現役教師である私が、徹底的に分かりやすく解説します。

たっぷりの図解をとおして、電子のしくみを視覚的に整理しました。
記事の最後には、テスト前にそのまま使えるプロのまとめノートも公開中。
静電気の正体は【電子の移動】
静電気とは「物体にたまっている電気」のこと。 この章では、次の2点がスッキリわかります。
- 摩擦で電子が動くしくみ
- 静電気の性質
![]()
「パチッ!」とくるあのイヤな静電気の正体を、聞きなじみはあるけど「それ何?」で有名な電子のしくみをもとに解説します。
摩擦で電子が動くしくみ
下じきで頭をこすって、髪の毛が「ふわっ」と吸い寄せられた経験はありませんか?
なぜ物体をこすり合わせるだけで、磁石のようにものがくっつくのでしょうか?
実は、そのカギを握るのが電子です。
物体をこすり合わせる(摩擦する)と、一方の物体からもう一方の物体へ、マイナスの電気をもつ電子が飛び移ります。
![]()
摩擦によって電子が移動すると、物体は次のように電気を帯びます。
- +(正)の電気を帯びる: 電子を失うと、物体は全体としてマイナスが減る
- -(負)の電気を帯びる: 電子を受け取ると、物体は全体としてマイナスが増える
例えば、ストローをティッシュでこすると、電子がティッシュからストローへと移動します。
![]()
ストローは「マイナス」、ティッシュは「プラス」の電気を帯びることになります。
![]()
静電気の性質【引き合う・しりぞけ合う】
電気を帯びた物体の間には、電気の力(電気力)がはたらきます。
【静電気の性質】
- 静電気には+(正)と-(負)がある
- 異なる種類の電気:引き合う
- 同じ種類の電気:しりぞけ合う
- 電気の力は、離れていてもはたらく
たまった静電気は、道(回路)ができると一気に移動できます。これが電流の正体です。
摩擦した下じきを蛍光灯の端子に近づけると、一瞬ピカッと光ります。
下じきにたまっていた電子が、一気に蛍光灯へ流れた証拠。
静電気が動けば電流になるのです。
なぜ?電流と電子の向きが逆な理由
結論からいうと、電子は-極から+極へ動きます。
「電流は+極から-極へ流れる」と習ったのに「なぜ電子と電流が逆?」と混乱してしまいますよね。
この章では、次の3点をスッキリ解説します。
- 電子の正体
- 自由な電子のしくみ
- 電子発見までの歴史的ミス
電子とは?【-の電気をもつ粒子】
電子には、次のような2つの特徴があります。
【電子の特徴】
- -(負)の電気をもっている
- 質量が非常に小さい
電子はマイナスの電気をもっているため、プラス極に引きつけられます。
だから、電子は-極から+極へ移動するのです。
![]()
金属と自由な電子のヒミツ
あらゆる物質は、内部にプラスとマイナスの電気をもっています。
ふだんは、+と-が同じ量だけあるため、電気を帯びていない「電気的に中性」という安定した状態です。
![]()
金属には、他の物質とちがう大きな特徴があります。
自由に動き回れる電子(自由電子)が、たくさん存在していること
電圧を加えると、自由電子たちが一斉に移動します。
自由な電子があるからこそ、金属には電流が流れやすいのです。
【歴史的ミス】電子の移動と電流の向き
なぜ「電流と電子の向きが逆」なんて、ややこしいことになったのでしょうか? 理由は、電気の歴史における「100年ごしの勘違い」にあります。
偉人の決断(1750年ごろ)
アメリカの科学者ベンジャミン・フランクリンが、「電気はプラスからマイナスへ流れる!」と決めました。
当時はまだ電子は見つかっていなかったので、あくまで「予想」でした。
世界中に広まる
電流の「プラス→マイナス」というルールが便利だったため、世界中の教科書や設計書に使われるようになりました。
衝撃の発見(1897年)
約150年後、イギリスの研究者J.J.トムソンが、電気の正体「電子」を発見しました。
驚きの事実が判明。「あれ? 実際に動いている電子は、マイナスからプラスへ動いてる……」
150年適用された電気の決まりを書き換えるのは不可能だったため、次のようなルールで現在も教えられているのです。
- 電流:+極から-極へ流れる
- 電子:-極から+極へ移動する
「昔の人の予想」と「あとからわかった真実」がズレていたんです。
アメリカ合衆国建国の父として、最高額の100ドル紙幣に描かれるほど偉大な人が犯した歴史的ミス。
300年後の教科書にも書かれ、私たちを苦しめているなんて……それこそフランクリンも「予想」できなかったことでしょう。
【実験解説】真空放電と陰極線
電子は目に見えない小さな粒子ですが、電子の存在を観察できる現象や、性質を突き止める実験があります。
この章では「電子の観察」をテーマに、次の3点をスッキリ解説します。
- 雷や蛍光灯のしくみ
- 十字板入り放電管の実験
- 蛍光板入り放電管の実験
放電とは?【雷・蛍光灯】
ふだん、空気は電気を通しません。しかし、条件によっては、電気が空間を飛び出すことがあります。
電気が空間を移動する現象を放電といいます。
身近なところでは、次のようなものが放電にあたります。
【放電の例】
- 雷(かみなり):自然界での静電気の巨大な放電
- 蛍光灯: 管の中で放電を起こし、光を発生させる装置
ふつうの空気中では放電しにくいですが、容器から空気を抜いていくと、電気が通りやすくなります。
気圧を低くした空間で電気が流れる現象を真空放電といい、真空放電を行うための管が放電管です。
陰極線(いんきょくせん)とは?
真空放電が起きているとき、-極(陰極)から+極(陽極)に向かって飛び出している線(すじ)を陰極線といいます。
1876年に発見された陰極から出てくる線のようなものは陰極線と名づけられました。
![]()
ふつうの空気中では見られませんが、空気を抜いた放電管の中では、陰極線の通り道を光のすじとして観察できます。
1897年に陰極線の正体が電子の流れであることが証明されたため、現在では陰極線のことを電子線とよぶこと多いです。
十字板入り放電管の実験
十字板入り放電管の実験は、電子が「-極から出て、直進している」ことを証明することが目的です。
この実験では、-極と+極の間に金属の十字板を置いた放電管を使います。
![]()
実験の結果
電源のつなぎ方を変えると、次のような違いが現れます。
| 電極A | 電極B | 実験結果 |
| -極 | +極 | 十字の影ができる |
| +極 | -極 | 変化なし(影ができない) |
実験結果の比較と考察
この実験の決め手は「電極Aがどちらの極か」で影の状態が変わることです。
【電極Aが-極のとき】
結果:十字板の影ができる
考察:左側の電極(-極)から「何か」が飛び出し、十字板に当たってさえぎられている
![]()
【電極Aが+極のとき】
結果:影ができない
考察:左側の電極(+極)からは、何も飛び出していない
【結論】
電極Aを+極・-極と入れ替えると「電極Aが-極のときだけ、何かが直進して飛び出してくる」ことが分かります。
この「何か」の正体こそが、のちに「電子」と呼ばれるようになる粒子であり、電子が-極から出ていることが証明されるのです。
蛍光板入り放電管の実験
蛍光板入り放電管の実験では、陰極線の「電気的な性質」を調べることが目的です。
器具のしくみ
この実験では蛍光板(けいこうばん)入り放電管を用います。 器具には次のような工夫がほどこされています。
- スリット(すきま):陰極線を細いビーム状に整える
- 蛍光板:陰極線が当たると光る物質を塗った板。通り道を光のすじとして映し出す
![]()
実験の結果
陰極線の通り道をはさむように、上下に電極(極板)を置いて電圧をかけます。
電極のつなぎ方を変えると、次のような違いが現れます。
| 上の電極 | 下の電極 | 結果 |
| +極 | -極 | 陰極線が上側に曲がる |
| -極 | +極 | 陰極線が下側に曲がる |
![]()
実験結果の比較と考察
陰極線は常に+極側に引きつけられます。
異なる電気は引きつけ合うという性質から、陰極線の正体はマイナスの電気を帯びた粒子であることが分かります。
この粒子は、後の研究で「電子」と名づけられました。
電子のよくある質問(FAQ)
いいえ、光っているのは電子そのものではありません。
電子はあまりにも小さすぎて、目で見ることはできません。
光って見える正体は、飛び出した電子が管の中にわずかに残った気体の粒にぶつかり、その気体がエネルギーを受けて光を放っているからです。
「電子が通ったあとに光の道ができている」とイメージすると分かりやすいでしょう。
街中で見かけるネオンサイン(ネオンランプ)も、この真空放電の原理を利用して、中の気体を光らせています。
いいえ、実はわずかに空気が残っています。
「真空」という言葉から、中には何もないと思われがちですが、実際には空気を少しだけ残した状態(低圧)にしています。
完全に空気をゼロにするのではなく、実験に適したうすい空気の状態に調整されています。
現在の科学では、電子は「大きさのない点」のようなものだと考えられています。
「粒」と説明されることが多いですが、顕微鏡で見えるような「球体」ではありません。
場所も一点に止まっているわけではなく、雲のようにぼんやりと広がって存在しているという不思議な性質を持っています。
この実験だけで断言できるのは、「陰極線はマイナスの電気を帯びている」という性質までです。
この実験では、陰極線が+極側に曲がることからマイナスの性質を持つナニカであることは確実に分かります。
しかし、そのナニカが原子より小さな粒(電子)であることや、どれくらいの重さがあるかまでは、この実験だけでは断言できません。
正体を知るために、「見えないものを見えるようにする工夫」が必要だったからです。
実は、電子の正体が解明される前から「放電管のガラスがぼんやり光る」現象は知られていました。
当時の科学者たちは「正体は不明だが、何かが当たると光るらしい」というヒントから「もっと光りやすい物質を塗れば、通り道がハッキリ見えるはずだ」と考えたのです。
「道具をつくってよく観察できるようにしたから、正体がわかった」というのが科学の面白いところです。
「電気の流れる向き」を世界で最初に決めた人です。
まだ電子の正体がわかっていなかった1700年代に、フランクリンが「電気の流れる向きを+から-とする」と決めました。
![]()
のちに、実際に動いている電子は「-から+」に向かっていると判明しましたが、フランクリンの決めたルールが世界中に広まっていたため、今でも「電流と電子の向きは逆」と教えることになったのです。
いいえ、実は違います。 十字板の実験は、1879年にイギリスのクルックスが発表したものです。
- クルックス: 陰極線が光のようにまっすぐ進む(直進する)ことを証明した
- トムソン: 陰極線を曲げる実験を行い、その正体が「原子よりも小さな粒(電子)」であることを突き止めた
「原子の中にはもっと小さな粒がある」ことを証明した、ノーベル賞科学者です。
それまで「原子は、それ以上分けられない究極の粒」だと信じられていました。
そこにイギリスのJ.J.トムソンが「いや、原子の中にはもっと小さくて重さのある粒(電子)が詰まっている!」という発見をしたのです。
![]()
影がはっきり映りやすく、実験器具としてのバランスも良かったからです。
当時の科学者クルックスが、見た目の美しさや影の作りやすさを考えて、当時有名だった「マルタ十字」という紋章の形を採用しました。
形自体に特別な科学的意味はありませんが、この形が一番きれいに実験結果を見せることができたのです。
「負極(ふきょく)」は電池のマイナス極、「陰極(いんきょく)」は電気を使う装置のマイナス極を指します。
- 負極: 電池の中で、電子を送り出す側の極
- 陰極: 放電管や電気分解の装置など、外部から電気を受け取る側で、電子が流れ込む側の極
放電管は「電気を使う装置」なので、マイナス極のことを「陰極」と呼びます。
どちらも「マイナスの極」であることに変わりはないので、中学理科では「-極」とまとめて覚えておいても大丈夫です。
一般的には「クルックス管」と呼ばれます。
1870年代にイギリスのウィリアム・クルックスが改良して広めたため、彼の名前をとってこう呼ばれるようになりました。
中の構造によってさらに細かく呼び分けることもあります。
十字板入り放電管:
正式にはクルックスの十字架管(Crookes’s Maltese Cross tube)などと呼ばれる。
海外の科学館や専門書ではMaltese Cross tube(マルタ十字管)と表記されるのが一般的蛍光板入り放電管:
陰極線の軌道を見るためのものなので、専門的には陰極線偏向管(Deflection tube)、あるいは単に蛍光板付きクルックス管と呼ばれる
十字板は「金属」でできており、電極(+極)と直接つながっています。
詳しいしくみは以下のとおりです。
1. 十字板の素材
十字板は、アルミなどの金属で作られています。
なぜ金属なのかというと、電子(陰極線)がぶつかったときに、その電気を逃がしてやる必要があるからです。
もし板が絶縁体(電気を通さないもの)だと、板に電子がたまってしまい、後から来る電子を反発させて影がゆがんでしまう可能性があります。
2. 電極との接続
十字板は、放電管の+極(陽極)と金属線で直接つながっています。
「-極」から飛び出した電子は、直進して十字板にぶつかります。
ぶつかった電子はそのまま金属の板を通って+極へと流れていくしくみです。
3. なぜ+極につなぐのか
放電を安定させるためです。
十字板そのものを+極の一部としてあつかうことで、-極から出た電子を強力に引きつけ、まっすぐに飛ばす役割もかねています。
ガラスの表面を伝わったり、近くの+極(陽極)に吸い寄せられたりして、最終的に回路へと戻っていきます。
電子がガラスにぶつかって終わり(影ができるだけ)のように見えますが、詳しくは以下のように電子が動いています。
1. ガラスの表面を伝わる
ガラスは本来「絶縁体(電気を通さない物質)」。
しかし真空放電のような高電圧の状態では、電子がガラスの表面をうすく這(は)うように移動できます。
2. +極(陽極)へ回収される
十字板の実験装置では、十字板そのものが+極になっていたり、あるいは管の横側に+極の端子がついていたりします。
ガラスにぶつかった電子たちは、一番近くにある「プラスの引き合う力」を頼りに移動し、+極から導線を通って電源装置へと帰っていきます。
3. もし回収されなかったら?
もし電子がどこにも逃げ場を失うと、ガラスの表面にマイナスの電気がどんどんたまってしまいます(帯電)。
そうなると、後から飛んでくる電子をマイナス同士の反発力で押し返してしまい、放電が止まったり、影の形がめちゃくちゃに歪んだりしてしまいます。
そうならないように、放電管は電子がスムーズに+極へ回収されるような構造で設計されています。
家庭用の電気(100V)を、放電に必要な「数万ボルト」という超高電圧に変えるための装置です。
ふだん私たちが使っている電気や電池の電圧(1.5V〜100V)では、空気の中を電気が飛び出す「放電」を起こすには全く足りません。
そこで誘導コイルを使って、一気に数万ボルトまで電圧を跳ね上げます。
![]()
あの「ジジジ…」という独特な音は、強力な電気が作られているサインです。
非常に高い電圧を扱うため、実験中は絶対に端子に触れてはいけないというルールがあるのもこのためです。
電圧はおよそ1億ボルト以上、電流は数万アンペアに達します。
身近な電気現象と比較すると、その凄まじさがよくわかります。
![]()
ここがポイント!
静電気の意外な正体:
冬に「パチッ」とくる静電気は、実は数千ボルトもの電圧があります。
それでも感電死しないのは、流れる電流が極めて少なく、一瞬で終わってしまうからです。雷が危険な理由:
雷は電圧が高いだけでなく、流れる電流も数万アンペアと巨大です。
一瞬であっても人間が受ければ命に関わるほどのエネルギーになります。絶縁破壊(ぜんえんはかい):
空気は本来電気を通しませんが、1cmのすき間で放電を起こすには約3万ボルトの電圧が必要といわれています。
雷が数キロ先の地面までとどくのは、それだけ圧倒的な電圧(1億ボルト以上)で空気のカベをつきやぶっている証拠なのです。
1秒間も受け続ければかなり深刻な事態になります。
電気の危険性は「電圧(V)」だけでなく、「電流(A)×時間(s)」の量で決まります。
電圧(10万ボルト):
家庭用コンセント(100V)の1000倍、実験用誘導コイルの約2〜3倍という超高電圧です。
これだけの電圧があると、空気のカベを突き破って、離れていても火花となって体に電気が流れ込みます。電流と時間(1秒間):
もしピカチュウの放電によって、体に「1アンペア(1A)」以上の電流が「1秒間」流れたとすると、それは雷の直撃を受けたのと近い状態になります。
人間はわずか0.1A(100mA)の電流が0.5秒流れるだけでも、心臓が正常に動けなくなるほどの大きなダメージを受けるからです。
アニメのように「しびれて黒焦げになる」だけで済むのは、現実の物理法則では考えにくい、まさにファンタジーの世界ならではの光景といえます。
現実で10万ボルトの電気を扱う設備(送電線など)に近づくのが厳禁なのは、一瞬の接触が取り返しのつかない結果を招くからです。
ガラス容器の中に電極を閉じ込め、中の空気をうすくした装置のことです。形や用途によっていろいろな種類があります。
放電管は、容器内の気体の圧力を小さくし(真空に近づけ)、金属の電極を2つ以上入れたものです。
容器内の気体の種類や、真空の度合いによって、光り方や性質が大きく変わるのが特徴です。
身近な例:ネオン管
看板などで使われる「ネオン管」も放電管の一種です。
容器内に入れる気体の種類を変えることで、赤や青などさまざまな色に光らせることができます理科の実験:クルックス管
授業で使う「十字板入り」や「蛍光板入り」のものは、イギリスの科学者クルックスが改良したもので、特に「クルックス管」と呼ばれます
放電管の中の「空気のうすさ(気圧)」によって、光り方がどう変わるかを観察するための装置です。
放電管に誘導コイルで高い電圧を加えると、中の空気のうすさ(圧力)のちがいによって、放電のようすがはっきりと変化します。
クロス真空計は、圧力の異なる放電管が並んでおり、その違いを一目で比較できるようになっています。
空気が少し残っているとき:
細い糸のような光や、モヤモヤとした層状の光が見えるさらに空気を抜いたとき:
管全体がぼんやり光り始めるもっと空気を抜いたとき(高真空):
光が消え、代わりにガラス管そのものが黄緑色に光り始める
※これが陰極線の正体
上記のように、目に見えない空気のうすさを光の変化として教えてくれるのが、クロス真空計の役割です。
【まとめノート公開】電子のしくみ
最後に、この記事で学んだ電子の正体について、ポイントを整理しましょう。
1. 真空放電と陰極線
- 真空放電:気圧を低くした空間に電気が流れる現象
- 陰極線:-極(陰極)から飛び出している電子の流れ
2. 放電管の2つの実験からわかること
| 分かったこと | 証明された性質 | |
| 十字板入り放電管 | -極側から出たときだけ、十字の影ができる | 電子は-極から出て、直進する |
| 蛍光板入り放電管 | 陰極線が常に+極側に曲がる | 電子はマイナスの電気をもつ |
3. 【超重要】「電子」と「電流」の向き
- 電流の向き:+極 ➔ -極
- 電子の動き:-極 ➔ +極
皆さんのよりよい学習となるようにまとめノートを公開しています。
電子と静電気のしくみは次のまとめノートを参考にしてください▼
![]()
電子と電流の関係は次のまとめノートがお役に立つはずです▼
![]()
電子を確かめる実験は次のまとめノートでていねいにまとめ上げました▼
![]()
回路について復習したい方は、下記の記事を参考にしてください▽
https://tanoshimurika.com/2-physics-current-voltage-resistance/
オームの法則って何だっけという方は、次の記事を要チェックです▽
https://tanoshimurika.com/2-physics-ohms-law-power-energy-calc/