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中1理科【蒸留とは?】状態変化をキソから応用問題までまとめて解説! #化学 #融点 #エタノール

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ふしぎん
ふしぎん
状態変化とか蒸留とか、実験がごちゃごちゃしてて分かりにくい…
この記事で分かること 1. 状態変化と粒子モデル 2. 沸騰・融解の温度グラフの読み取り 3. 水とエタノールの蒸留実験のしくみ
けい先生
けい先生
実験は、装置図と注意点、結果考察に分けて整理すると理解しやすいですよ!
about me

そこでこの記事では、理科の実験が苦手な方でも理解できるよう、中1理科の化学分野状態変化』をまとめて解説します。

けい先生
けい先生
蒸留などの実験のポイントをおさえたまとめノートを公開しているため、無駄のない学習ができます!

私が17年かけて培ってきた塾講師・教員経験を凝縮しました。状態変化を理解するコツが知りたい方は、ぜひ最後までお読みください。




この記事で分かること
  1. 物質の三態【固体・液体・気体】中1理科 化学
  2. 状態変化とは|中1理科 化学
  3. 状態変化と温度|中1理科 化学
  4. 状態変化と質量・体積|中1理科 化学
  5. 【実験】エタノールの沸騰エタノール入りの袋|中1理科 化学
  6. 【実験】エタノールの沸騰|中1理科 化学
  7. 【蒸留とは?】溶液から液体をとり出す
  8. 【蒸留実験】エタノールと水の混合物の加熱|中1理科 化学
  9. 状態変化と蒸留はまとめノートに整理すると理解できる

物質の三態【固体・液体・気体】中1理科 化学

物質の三態とは、固体液体気体の3つの状態を指します。
本章では、物質の三態について、次の項目に沿って解説します。

 本章で学べる内容

  • 固体、液体、気体の違い
  • 固体とは
  • 液体とは
  • 気体とは

固体、液体、気体の違い

固体、液体、気体のちがいをまとめると、下図のようになります。

固体とは

物質の三態のうち、最も温度が低い状態が固体です。

水におけるが固体です。

液体とは

物質の三態のうち、流れる性質をもち、決まった形をとらない状態が液体です。

水における水や湯は液体です。
液体は目で見えるため、実は湯気も液体です。

気体とは

物質の三態のうち、最も体積が大きい状態が気体です。

水における水蒸気が気体です。水蒸気は目に見えません。

天気予報でよく聞く湿度は、空気中に含まれる水蒸気の割合を示しています。




状態変化とは|中1理科 化学

物質が固体液体気体の間で状態を変えることを状態変化と言います。

状態変化の名前

本章では、上図にある6パターンの状態変化について解説します。

 本章で学べる内容

  • 固体から液体への変化;融解
  • 液体から気体への変化;蒸発
  • 固体から気体への変化;昇華
  • 気体から液体への変化;凝縮
  • 液体から固体への変化;凝固
  • 気体から固体への変化;凝華

固体から液体への変化【融解】

固体加熱すると、とけて液体になります。
このような状態の変化を、特に融解(ゆうかい)と言います。

液体から気体への変化【蒸発】

液体加熱すると、沸騰して気体になります。
このような状態の変化を、特に蒸発(じょうはつ)と言います。

固体から気体への変化【昇華】

固体加熱すると、直接気体になる物質があります。
このような状態の変化を、特に昇華(しょうか)と言います。

固体のドライアイスは、あたためると直接、気体の二酸化炭素に変化します。

気体から液体への変化【凝縮】

気体冷却すると、液体になります。
このような状態の変化を、特に凝縮(ぎょうしゅく)と言います。

液体から固体への変化【凝固】

液体冷却すると、かたまって固体になります。
このような状態の変化を、特に凝固(ぎょうこ)と言います。

気体から固体への変化【凝華】

気体冷却すると、直接固体になる物質があります。
このような状態の変化を、特に凝華(ぎょうか)と言います。

気体の二酸化炭素は、冷やすと直接、固体のドライアイスに変化します。




状態変化と温度|中1理科 化学

状態変化は、主に温度の変化により生じる変化です。

本章では、状態変化における2つの温度について、次の項目で解説します。

 本章で学べる内容

  • 融点
  • 沸点
  • 純物質の融点・沸点の特徴

融点

固体とけ液体に変化する温度融点(ゆうてん)と言います。

融点は、物質によって決まっています。

水の融点は0℃、パルミチン酸の融点は63℃です。

沸点

液体が沸騰して気体に変化する温度を沸点(ふってん)と言います。

沸点は、物質によって決まっています。

水の沸点は100℃、エタノールの沸点は78℃です。

純物質の融点・沸点の特徴

状態変化;温度のグラフ

ある純物質を加熱して固体から液体、気体へと状態変化させたときの、時間と温度をグラフにしたのが上図です。

純物質融点沸点の特徴は、次のとおりです。

 純物質の融点と沸点

  • 融点では固体と液体が混ざっている
  • 沸点では液体と気体が混ざっている
  • 状態変化しているときの温度は一定になる




状態変化と質量・体積|中1理科 化学

状態変化により体積が変化します。
質量状態変化により変化しません

本章では、状態変化と質量・体積の関係について解説します。

 本章で学べる内容

  • 物質の状態変化と質量・体積
  • 【水は例外】水の状態変化と体積
  • 状態変化と粒子モデル

物質の状態変化と質量・体積

状態変化と質量、体積の関係は、次のようにまとめられます。

 状態変化質量体積

  • 状態変化により質量は変化しない
  • 気体になると体積が大きくなる
  • 固体になると体積が小さくなる

【水は例外】水の状態変化と体積

においては、固体の体積が液体の体積より大きくなります。

水以外の物質では、固体の体積は液体よりも小さいため、水は例外なのです。

状態変化と粒子モデル

固体液体気体の状態によって、物質の粒子のようすが異なります。

固体のとき、粒子は次のような特徴を示します。

 固体のときの粒子のようす

  • 粒子の運動はおだやか
  • 粒子どうしの間隔はせまくすきまがない
  • 粒子はほとんど動かず、規則正しく並ぶ

気体のとき、粒子は次のような特徴を示します。

 気体のときの粒子のようす

  • 粒子の運動は激しい
  • 粒子どうしの間隔は非常に広い
  • 粒子は自由に飛び回る

固体、液体、気体と状態を変えても、粒子の数が変わらないと、質量は変わりません




【実験】エタノールの沸騰エタノール入りの袋|中1理科 化学

エタノールの入った袋に湯をかける実験

エタノールを入れた袋に湯をかける実験を行うことで、液体から気体に状態変化するときの体積の変化を確かめられます。

本章では、次の内容について解説します。

 本章で学べる内容

  • エタノール入りの袋に湯をかける実験の手順
  • エタノール入りの袋に湯をかける実験の結果
  • エタノール入りの袋に湯をかける実験の考察

エタノール入りの袋に湯をかける実験の手順

エタノール入りの袋に湯をかける実験の手順は、次のとおりです。

エタノール入りの袋に湯をかける実験の手順

  1. ポリエチレンの袋にエタノールを入れ、口をとじる
  2. 袋に湯をかけ、エタノールをあたため、変化のようすを観察する

エタノール入りの袋に湯をかける実験の結果

エタノールが入った袋はふくらみます

エタノール入りの袋に湯をかける実験の考察

エタノールが入った袋がふくらんだことから、液体のエタノールが気体になって体積が大きくなっと言えます。

粒子モデルで考えると、気体になって体積が大きくなる理由が次のように説明できます。

気体になると質量は変わらず体積が大きくなる理由

  • 液体が気体になっても、粒子の数は変わらない質量は変わらない
  • 液体が気体になると、粒子と粒子の間隔が広がる体積が大きくなる

【実験】エタノールの沸騰|中1理科 化学

本章ではエタノールの沸騰実験について解説します。

 本章で解説する内容

  • エタノール沸騰実験の手順
  • エタノール沸騰実験の注意点
  • エタノール沸騰実験の結果
  • エタノール沸騰実験の考察

エタノール沸騰実験の手順

エタノール沸騰実験の手順は、次のとおりです。

エタノール沸騰実験の手順

  1. 枝つき試験管エタノール沸騰石を入れ、装置を組む
  2. ガスバーナーで加熱する
  3. 1分ごとにエタノールの温度をはかる
  4. 沸騰し始めた時間を記録する

エタノール沸騰実験の注意点

エタノール沸騰実験の注意点は、次のとおりです。

エタノール沸騰実験の注意点

  • 直接ガスバーナーで加熱せず、湯に入れて加熱する
    [理由]エタノールは引火しやすいため
  • 沸騰石を入れてから加熱する
    [理由]液体が急に沸騰(突沸)するのを防ぐため
  • 火を消す前に、ガラス管の先を試験管にたまった液体から抜いておく
    [理由]液体が逆流するのを防ぐため

エタノール沸騰実験の結果

1分ごとにはかった温度をグラフにすると、上記のような結果になります。

78℃で沸騰が始まると、温度が一定になっていることも分かります。

結果についてまとめると、

加熱する時間にともなって温度も上がるが、78℃から一定になっている

ということが分かります。

エタノール沸騰実験の考察

沸騰している間、78℃で温度が一定なので、エタノールの沸点は78℃だと分かります。

エタノールのような純物質は、状態変化しているときの温度が一定になるのです。




【実験】パルミチン酸の融解|中1理科 化学

本章ではパルミチン酸の融解実験について解説します。

本章で解説する内容

  • パルミチン酸の性質
  • パルミチン酸の融解実験の手順
  • パルミチン酸の融解実験の注意点
  • パルミチン酸の融解実験の結果
  • パルミチン酸の融解実験の考察

パルミチン酸の性質

パルミチン酸有機物の一種です。

食品においては、ラードやバターなどに含まれます。

また、石鹸(セッケン)や化粧品の原料にもなっています。

パルミチン酸の融解実験の手順

パルミチン酸の融解実験の手順は、次のとおりです。

パルミチン酸の融解実験の手順

  1. 図の装置を組む
  2. ガスバーナーで加熱する
  3. 1分ごとにパルミチン酸の温度をはかる
  4. とけ始めた時間を記録する

パルミチン酸の融解実験の注意点

パルミチン酸の融解実験の注意点は、次のとおりです。

パルミチン酸の融解実験の注意点

  • 試験管のゴム栓に切り込みを入れておく
    [理由]蒸気を出すため

パルミチン酸の融解実験の結果

1分ごとにはかった温度をグラフにすると、上記のような結果になります。

結果についてまとめると、

  • 加熱する時間にともなって温度も上がるが、とけ始めた63℃から一定になっている
  • すべての固体がとけ終わると温度が再び上がる

と、まとめられます。

【蒸留とは?】溶液から液体をとり出す

本章では蒸留について、次の項目にそって解説します。

本章で学べる内容

  • 蒸留のしくみ
  • 蒸留と温度変化グラフ
  • 蒸留と純物質・混合物の関係
  • 蒸留と再結晶のちがい
  • 蒸留とろ過のちがい

蒸留のしくみ

蒸留とは、加熱して液体を沸騰させ、出てきた蒸気を冷やして、再び液体をとり出す操作です。

蒸留のしくみは、次のようにまとめられます。

 蒸留のしくみ

  1. 液体加熱する
  2. 気体に変化する
  3. 気体冷却する
  4. 液体に変化する

料理しているときに、鍋などのフタに水滴がつくのは蒸留が原因です。

けい先生
けい先生
石油からガソリンなどをとり出すのも、蒸留が利用されており、日常生活にも欠かせない実験操作となっています

蒸留と温度変化グラフ

蒸留 水とエタノールの温度グラフ

水とエタノールの混合物から、蒸留によってエタノールをとり出すときのグラフが上図です。

上のグラフから分かることは、次のことです。

混合物蒸留するときの温度は、状態変化しているときに一定にならない

混合物に対して蒸留の操作をした場合、沸点の低いエタノールが先に沸騰を始め、気体に変化します。

けい先生
けい先生
沸点が高いは、100℃付近になるまで沸騰しません

異なる沸点をもつ液体どうしの混合物は、沸騰中に温度が一定にならないのです。

蒸留と純物質・混合物の関係

蒸留によって、混合物から純物質をとり出せます。

けい先生
けい先生
純物質の液体と純物質の液体を混ぜると、混合物になります

液体どうしの混合物は、ろ過再結晶によって液体をとり出せません。

蒸留と再結晶のちがい

蒸留は混合物から液体をとり出す操作で、再結晶は水溶液から溶質を固体としてとり出す操作です。

蒸留沸点のちがいを利用しているのに対し、再結晶溶解度の温度によるちがいを利用しています。

けい先生
けい先生
蒸留によく用いられるのはエタノールで、再結晶でよく用いられるのは硝酸カリウムミョウバンです

蒸留も再結晶も加熱したあと冷却しているため、勘違いしやすいので注意しましょう。

蒸留とろ過のちがい

蒸留は混合物から液体をとり出す操作で、ろ過は混合物から液体と固体を分離する操作です。

けい先生
けい先生
蒸留沸点のちがいを利用しているのに対し、ろ過粒子の大きさのちがいを利用しています

再結晶の操作により溶液中に生じた結晶をとり出すときに、ろ過をよく用います。




【蒸留実験】エタノールと水の混合物の加熱|中1理科 化学

本章では、蒸留実験の代表例であるエタノールと水の加熱実験を解説します。

 本章で学べる内容

  • エタノールと水の混合物の加熱実験の手順
  • エタノールと水の混合物の加熱実験の注意点
  • エタノールと水の混合物の加熱実験の結果
  • エタノールと水の混合物の加熱実験の考察

エタノールと水の混合物の加熱実験の手順

エタノールと水の混合物の加熱実験の手順は、次のとおりです。

エタノールと水の混合物の加熱実験の手順

  1. エタノールと水の混合物を枝つきフラスコに入れる
  2. 図のような装置を組み、混合物を加熱し、フラスコ内のようすを観察する
  3. 出てきた液体を順に3本の試験管に集め、加熱をやめる。
    それぞれ何℃から何℃の間に集めたものかを記録しておく

エタノールと水の混合物の加熱実験の注意点

エタノールと水の混合物の加熱実験の注意点は、次のとおりです。

エタノールと水の混合物の加熱実験の注意点

  • 温度計の液だめ枝の高さにする
    [理由]出てくる蒸気の温度をはかるため
  • 火を消す前に、ガラス管の先を試験管にたまった液体から抜いておく
    [理由]液体が逆流するのを防ぐため
  • ビーカーに氷水を入れる
    [理由]出てきた気体を冷やして液体にするため

エタノールと水の混合物の加熱実験の結果

エタノールと水の混合物の加熱実験の結果は、次のとおりです。

エタノールと水の混合物の加熱実験の結果

  • 加熱前と3本目の試験管には火がつかない
  • 1本目と2本目の試験管には火がつく

エタノールと水の混合物の加熱実験の考察

エタノールと水の混合物の加熱実験の考察は、次のとおりです。

エタノールと水の混合物の加熱実験の考察

  • 1本目と2本目の試験管の液体に火をつけると燃えたのは、エタノールが多く含まれているから。
    →水よりも沸点の低いエタノールを多く含んだ気体が、先に出てくる

  • 3本目の試験管の液体に火がつかなかったのは、水が多く含まれているため。→水の沸点に近づき、水を多く含んだ気体が、後から出ることが分かる




状態変化と蒸留はまとめノートに整理すると理解できる

中1理科「状態変化蒸留」について解説しました。

状態変化質量体積粒子の関係について、次のノートのようにまとめるといいでしょう。

・状態変化   温度によって物質が固体、液体、気体と   変化すること。物質そのものは変わらない 状態   固体   液体   気体 質量       同じ 体積   小     中    大 密度   大     中    小 粒子 モデル  数     変わらない 運動  おだやか      激しい 間隔  せまい        非常に     すきまなし    広い ほとんど動 比較的自由 自由に 状態 かず、規則 に動く 飛び回る 正しく並ぶ    粒子には物質ごとに決まった質量があり、 粒子の数が変わらない時、質量は変わらない

 

状態変化と体積の関係について、エタノール入りの袋に湯をかける実験を例にまとめたのが下図です。

状態変化と体積 ・液体のエタノールが  入った袋に湯をかける 結果〕 エタノールが入った袋の質量は変わらない。 エタノールが入った袋はふくらむ。 考察〕  液体のエタノールが気体になって  体積が大きくなった と言える 理由〕  液体が気体になるとき、粒子の数は変わらず  粒子と粒子の間隔が広がるから。 ・状態変化における例外 ①二酸化炭素   液体がなく、固体から気体になる ②水   固体の体積が 液体の体積より大きい

 

状態変化と温度(沸点融点)について、下のノートのようにグラフや図を用いると理解しやすいです。

状態変化と温度 ・状態変化の名前          液体 固体            気体 ・沸点と融点 ・沸点…液体が沸騰して気体に変化する温度 ・融点…固体が融けて液体に変化する温度    物質の種類によって、決まっている  状態変化している(状態が混ざっている)間、  温度が一定になっている 

 

エタノールの沸騰実験について、次のようにまとめるといいでしょう。

エタノールの沸騰 ・直接ガスバーナーで加熱せず  湯に入れて 加熱する  …エタノールは引火しやすいため ・沸騰石を入れてから 加熱する  …液体が急に沸騰(突沸)するのを防ぐため ・火を消す前に、ガラス管の先を 試験管に  たまった液体から抜いておく  …液体が逆流するのを防ぐため 結果と考察〕 エタノールの沸点 は78℃である 理由〕 沸騰している間は、 78℃で温度が一定だから

 

パルミチン酸メントール融解実験については、次のように実験装置図と結果のグラフをノートに書くと、理解しやすくなります。

融解 ・パルミチン酸やメントールの融解              蒸気を出すため 〔結果〕              とけている間、              温度は一定になる

 

蒸留のしくみについては、次のノートを参考にしてください。

蒸留 ・蒸留 …加熱して液体を沸騰させ、出てきた蒸気を  冷やして 再び液体をとり出す操作。   沸点のちがいにより、混合物を分離できる ・混合物の加熱〔水とエタノール〕 ・混合物を加熱したときの特徴  ・温度が少しずつ上がり続ける(変化する)  ・沸点や融点が決まった温度にならない

 

水とエタノールの混合物の加熱実験については、次のようにノートにまとめて、しっかり内容を理解してください。

水とエタノールの混合物の分離① ・沸点(沸騰する温度)のちがい   水は100℃、エタノールは78℃ 注意〕 ※①温度計の液だめは枝の高さにする   出てくる蒸気の温度をはかるため ※②火を消す前に、ガラス管の先を   試験管にたまった液体から抜いておく   液体が逆流するのを防ぐため ※③ビーカーに氷水を入れる   出てきた気体を冷やして液体にするため 水とエタノールの混合物の分離② 結果〕      集めた温度 におい  マッチの火 混合物    燃えない 試験管① 78℃~81℃ 燃える 試験管② 82℃~87℃ 燃える 試験管③ 88℃~92℃ 燃えない 考察〕 ・試験管①と②の液体に火をつけると燃えた  のは、エタノールが多く含まれているから   水よりも沸点の低いエタノールを、多く   含んだ気体が先に出てくることが分かる ・試験管③の液体には火がつかなかったのは、  水が多く含まれているため   水の沸点に近づくほど、水を多く含んだ   気体が出ることが分かる

 




以上、中1理科の化学分野「状態変化と蒸留」でした。

けい先生
けい先生
本解説が皆さんの理解のお役に立てると幸いです。
ABOUT ME
けい先生
中学校・高校の理科教員。某公立大理学部物理科学科卒業。大手進学塾で集団授業の講師、模試や問題集の作成会社とフリー契約経験あり。 ●サイトのビジョン;科学好きなヒトを増やす! ー不治の病をなくしたり、生活を楽にするモノを開発したりする次世代の科学者が一人でも増えますように。
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